当社は秋から冬の原木の伐期に選木の仕入れを行います。そして、貯木場にいったんストックします。
それらの中にはすぐ製材する原木もあれば、在庫として水中貯木する原木もあります。
水の中に木を浸けると木の細胞壁が浸透膜となって細胞中の水を排出するといわれています。
水の中で乾くのではなく、水中にある間に樹脂が溶け出すため、陸に揚げて製材した後の乾燥の際、水が逃げやすくなります。つまり、乾きやすくなるという事です。
株式会社金幸では溜め池を近隣の地区より借り受け、吉野檜、木曽檜の選木を水中に浸け、南洋広葉樹(アパ、トウシェなど)を重しに用い、完全に水中に沈めています。これにより干割れすることなく数年間ストックできます。